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山種美術館開館55周年記念特別企画 オンライン講演会 山下裕二氏が語る「私が好きな山種コレクション」(全3回シリーズ)のご案内

本イベントは終了しました。
ご参加下さった皆様、ありがとうございました。

山種美術館の開館55周年を記念し、美術史家・明治学院大学教授の山下裕二氏によるオンライン講演会を全3回シリーズで開催中!山下裕二氏は当館の顧問を務められ、展覧会の監修、指導や作品調査などを通じて、長年にわたり、当館の所蔵品の多くに接してこられました。山種コレクションの魅力を深く知る山下氏ならではの特別解説、たっぷりとお楽しみください!

山下裕二氏が語る「私が好きな山種コレクション」(全3回シリーズ)
講師:山下 裕二
(明治学院大学 教授、山種美術館学芸部 顧問)

第1回 江戸絵画と浮世絵
2021年 8月14日(土)14:00~15:30


第2回 東京画壇の日本画
2021年12月11日(土)14:00~15:30


第3回 京都画壇の日本画
2022年 2月13日(日)14:00~15:30

第2回 東京画壇の日本画

2021年12月11日(土)に開催した第2回は東京画壇の日本画がテーマです。
講演会では、狩野芳崖橋本雅邦らを筆頭に、近代日本画の歴史をひも解きながら、横山大観菱田春草川合玉堂小林古径速水御舟など、東京画壇の名だたる画家たちと、当館が所蔵する彼らの優品をご紹介いただきました。
さらに、渡辺省亭松岡映丘川端龍子など、山下先生が積極的に評価され、近年注目が高まっている日本画家たちの魅力を、先生ならではの視点で語っていただきました。

ここで、講演会でご紹介した作品を幾つかピックアップしてご紹介します。

A0311 松岡映丘 春光春衣_C_S

松岡映丘《春光春衣》1917(大正6)年 山種美術館

松岡映丘は画壇の中心的な存在でしたが、戦後は知名度が低くなりました。山下裕二氏はそんな実力派の画家の再評価に取り組んできた美術史家。《春光春衣》はやまと絵のモティーフ再構成しつつポップな画面を作り出した作品だと語ります。

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A1434 菱田春草 桜下美人図_

菱田春草《桜下美人図》1894(明治27)年 山種美術館

【美人画に謎の動物⁈】菱田春草《桜下美人図》にはごく小さく描かれる1匹の動物がいます。この描写に早くから注目していたのが美術史家の山下裕二氏。山種美術館コレクションの隠れた魅力を発掘してくださいます。

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菱田春草《桜下美人図》(部分)

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渡辺省亭《葡萄》19-20世紀(明治時代-大正時代)年 山種美術館

印象派のドガと交流し、旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)の室内装飾を手がけるなど、明治時代に大活躍した省亭。その再評価に尽力してきた美術史家の山下裕二氏は「最高の技量を持った画家」と熱く語ります。

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講演会の概要

講 師: 山下 裕二 (明治学院大学 教授、山種美術館学芸部 顧問)
主 催: 山種美術館
参 加 費: 各回1500円
アーカイブ視聴配信期間: 2022年4月24日(日)23:55まで。ライブ販売をご購入の場合も期間中、何度でもご覧いただけます。
ご購入期限: 2022年4月17日 (日)まで *決済方法により、購入期限が前倒しとなる可能性があります。

※本講演会はZoomを使用したオンラインイベントです

講師プロフィール

山下 裕二 (やました ゆうじ)

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美術史家。1958年広島県生まれ。東京大学大学院修了。明治学院大学教授。故・赤瀬川原平氏と結成した「日本美術応援団」団長。公益財団法人 山種美術財団 評議員・山種美術館 顧問。室町時代の水墨画の研究を起点に、縄文から現代美術まで、日本美術史全般にわたる幅広い研究を手がける。主な著書に『室町絵画の残像』『岡本太郎宣言』『日本美術の20世紀』『狩野一信 五百羅漢図』『一夜漬け日本美術史』など、企画監修した展覧会に「ZENGA展」「雪村展」「五百羅漢展」「白隠展」「小村雪岱スタイル展」「コレクター福富太郎の眼展」などがある。

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山種美術館

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